
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
あ――――…
場面が替わる…
そう思った瞬間…
目の前の景色がグニャリと歪んだ――――…
視界が反転するような…歪んで転びそうになる。
(――――うぇ…マジか…気持ち悪い…)
手を繋ぎ、一緒に場面切り替えに会う皇輝さんが口を押さえる。
車酔いのような…船酔いのような――――…
分かる…
慣れるまで何度も吐き気を感じる場面の切り替わりに…皇輝さんの辛さが身に染みる。
(大丈夫ですか?)
(み、未來ちゃん――――…これって…ど~にかならないもんなの?)
この、声の歪みといい――――…
(多分…無理かと…)
(マジかぁ~…)
慣れてもらうしかない。
と――――、場面が替わったと言うのに…
私たちはあのゴミ屋敷の前に立っていた。
――――日にちが違うだけで…場所は一緒?
