
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第2章 寝ても覚めても
しかし――――アパートが火災にあってから約2年がたったが…
俺は、新築された火災あとのアパートには戻らず…そのままここでお世話になっている。
当時は、DVDレンタルショップのバイトをしていたが――――…昨年から、未來ちゃんのおばあちゃんが経営しているホテルの中の和食店の従業員として未來ちゃんと一緒に働いている!
俺も、未來ちゃんもちゃんと正社員として雇ってもらっているから……
バイトをしていた時よりも、給料はいいし、休みも有給もしっかり取れる!
しかも、未來ちゃんと一緒に働けるなんて――――パラダイスだよぉ~!
「お――――皇輝…起きたなら……って、酒臭い…先ずは風呂に入れ…こっち来るな」
居間から顔を出した岳(がく)さんが俺の顔を見て眉を寄せた。
「ぅわ~ひでぇ…、そんなに俺――――臭いっすか?」
「臭い」
「臭いぞ!少年!」
――――いや!変態三井に言われたくない!
