
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第2章 寝ても覚めても
風呂に入り、サッパリしたところで居間に向かうと…
「少年よ!お先にいただいている!」
と、当たり前のように変態消防士の三井が岳さんの朝飯を食べている。
「おい変態――――…岳さんもお疲れなのに何故にお前は朝飯を食ってるんだ?」
デカい熊のような三井の胃袋を満たすだけの白飯の量に俺は呆れる。
「夜の仕事は昔からだから――――…慣れたもんだろ?」
「うるさい三井。
まったく…美希さんと未來ちゃんの作るついでだ――――…皇輝に作るのも三井に作るのも…さほどかわりない」
――――げ、俺もついでだった…
最近は、未來ちゃんも俺も作れるようになったから…岳さんの負担を減らそうとしているのに…
この――――変態三井は…岳さんの昔からのお友達?知り合い?…って事で、ちょくちょく…この家に来るんだよなぁ…。
ま、おかげで――――未來ちゃんの悪夢にたいしての対象をお願いしやすいんだけどな。
