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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第6章 思わぬ阻止と数字


「つ~か、守衛さん――――…ホームレス生活の時に、ゴミ屋敷のオッサンと語り合わなかったか?…この数字のヒントになるかも…」


一瞬写し出された記憶で――――最初に出てきたのだ…何かしら2人の間で強く記憶に残る事があったに違いない!


「ホームレス…時代……、そう言えば…酒を飲みながら川原でよく語ってました。
 将来の夢――――的な…でも、ホームレスになって川原で安酒飲んでる時点で夢もへったくれも無いんですがね――――楽しかった…」



――――夢…ねぇ~…



「お互いの夢ですか?それとも――――二人の共通した夢ですか?」



「ハハハ――――お恥ずかしながら……2人の共通した夢です…。
 お金があったら…世界中のキャンプ場を巡りたいとか…自分達の夢の詰まったキャンプ場を作りたい――――とか…。あっ、私と宮さんの唯一の趣味がキャンプでして……だからなのか、ホームレス時代はキャンプの知識を使って、食料の節約など苦にならなかったんですよねぇ…」



ダンディ水野はハハハと、照れたように笑うと…「最近は行けてませんが…」と、少し寂しく遠い目をした。



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