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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第6章 思わぬ阻止と数字


結局…俺たちは、観光など一切せずに帰ってきた。


「移動だけでも…疲れた…」


空港につくなり未來ちゃんは近くのベンチに座り込んだ。


「岳(がく)さんが迎えにきてくれるって言うから…お茶でも買ってくる?」


「いいですか?…疲れたので…甘いものがいいです……」


――――了解!っと!


俺は、ダンディ水野と未來ちゃんをベンチに残しテイクアウトの出来るカフェに入った。


二人から少し離れたが…


一番近かったカフェがここしかなかったのだ…。


「えっと…未來ちゃんは――――「甘いミルクティですよね?」



「――――…は?」


俺は横から割り込まれた注文の言葉に…「割り込むなよ…」と、思いながら顔を向けた。


と――――…

そこにいたのは…



「……黒羽……」


そう、にこやかに…微笑みながら俺の隣で微笑んでいたのは…



【復讐コンサルタント】の…黒羽 葉(くろば よう)とこ…


男装した……上田 四葉(うえだ よつば)だった。






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