
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第6章 思わぬ阻止と数字
「藤橋さんは…甘めのミルクティ……で、隣にいるイケオジは…コーヒー?」
「なんで――――…お前が…ここに…」
俺は、平然と注文をする黒羽を睨む。
「――――なんでって…目的は同じだと思うけど?僕たちも北海道に用事があったんだよ……。
でも、無駄足だろうね――――…」
“無駄足”と言う言葉に――――…黒羽は他人事の様に笑う。
「お前らも…北海道に行くんじゃないのか?」
「僕たちは――――ここまで…。依頼があったから…途中まで手伝ったけど……復讐でも何でもない事に…我々は手を貸さないからね…」
復讐じゃない――――?
言われてみれば…
ゴミ屋敷のオッサンの事件は――――…なんと言うか…
陳腐で分かりやすく……
遺産目当ての“死んだら誰に遺産が行くのか”って内容だ。
