🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第9章 本気の偽物
~大門 花道side~
我が家は昔から画廊を経営していた。
父の仕事は世界中を飛び回り、有名な絵画を買い付けてくる事だ。
それとも同様に……
若い画家を囲っては、支援していた。
芽が出そうな画家は父の援助のもと――――何人も世に羽ばたいていった……。
しかし、その中で――――…珍しく…芽の出ない画家もチラホラいた。
若林 基樹(わかばやし もとき)――――その画家は…芽の出ない画家の一人だった。
しかし、その画家は父の元を離れなかった。
支援も少なくなる捨て駒の画家は…徐々に父の元から離れていくのに…
若林だけは……少ない支援でも父の元から離れずにいた。