🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第9章 本気の偽物
時々、士郎と画廊ですれ違うことがあったが――――…
彼は俺を睨み付け…唇を噛むのだ。
まぁ、父から――――男妾の扱いを…親子でしているのだ…
何も知らずのうのうと生きている俺に…いい印象など彼にはなかっただろう。
だが――――俺を睨むのは筋違いってものだ。
俺は――――関係ない。
全て父の欲から生れた関係なのだから。
それでも昔は、俺と士郎は仲は良かったと…思う。
父が士郎の処女を散らしてからだろうか…あからさまに睨まれ避けられるようになったのは。
まぁ、だよな――――俺の父親と肉体関係があるなんて…俺には知られたくなかっただろう。
でも、残念――――…
俺は全部知ってるし…
画廊の地下にあるアトリエ件セックス部屋にカメラが仕込んであり――――父は悪趣味にも…録画して楽しんでいたのだ。