
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第3章 歌姫の悪夢
そして、悪夢を見たとしても――――皇輝さんと一緒に見ることができ…今まで何をしても正夢となる悪夢だったけど、皇輝さんが動くことで…逆夢となる。
悪夢をひっくり返す皇輝さんの存在は私の心を軽くした。
人の死――――ばかりを見ていた黒く沈んだ心に…一筋の光が指したのだ…。
“助けられる!”
そう感じた瞬間――――私は涙した。
そうして、私は皇輝さんの部屋で寝起きするようになった…訳だが……
「未來ちゃん!こっちも上がったよ~」
「はい!」
今は、月子おばあちゃんのお店で一緒に働いている!
2年前はレンタルDVD店のバイト店員だった彼――――…
そして、2年前は…私が厨房に入る予定で…名物の親子丼を伝授してもらっていたのに…
何故か――――…
今では皇輝さんが作ってる!?
「こっちの丼は、たまご追加の――――つゆだく…だがら間違わないでね~!」
「はい…」
お客様のリクエストにも…臨機応変に対応するまでになってる!?
