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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第10章 共に永遠に――――…


「おはよう――――…今日もよろしくね」



お店に入ると、すでに仕込みをしていたおばあちゃんが厨房から顔を出す。



「うっ~す!今日の小鉢なんすか~?キンピラ…月子さん――――俺これ好きっす!」



「しってるわよ、特に蓮根のキンピラ好きよね?常連の川島(かわしま)さんも好きなんだって~、あの人はチョイ辛の方が好みみたいだけど」


店に入るなり、仕込みの様子を見に皇輝(のうき)さんは厨房に入っていく。


私は、カウンターに置いてある花の束をみて…「今日の花はこれかぁ~」と、視線を向ける。


「さて~~キンピラの味見もしたし!生けますか?」


腕まくりして厨房から出てきた皇輝さんは、おばあちゃんのキンピラをつまみ食いしたのか…口をモグモグさせながら出てきた。


「お花――――届いてるよ?」


「うっす!これっすね――――…って、岳さん…これ絶対飲み屋に下ろすヤツの余りだ……派手だなぁ…」


確かに――――…今日の花は和食屋にはちょっとうるさい花のラインナップとなっていた。



「大口――――つぶれたって言ってたけど…美希さんの事だから…うっかりいつものように買い付けちゃったんじゃないかな?で――――行き場がなくなったから…ここに…」



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