🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第10章 共に永遠に――――…
「すみません、お尋ねしたいことがあって…」
『ん?尋ねたいこと?――――ん、んん、そうか…そうだよな…気になるよなぁ…そりゃぁそうだ……私の愛用しているプロテインは――――』
「違います――――私は筋肉に興味はありません」
『なっ――――筋肉に興味がない……?!それは…恐ろしいな…』
人類みな筋肉に興味があると思っているのか…この変態刑事が!
よく、そんな常識で警察に入れたな!人材不足とは聞いていたが…ここまでとは…
「とりあえず――――筋肉は置いといてください…
えっと…先日、クルーザーから転落した女性二人のニュースを見たんですけど…遺体発見されましたか?」
私は、先日ニュースで見たクルーザー事故の事を十勝さんに聞いた。
『クルーザー事故――――あ~…あの事故か…君が事故っていうなら事故なんだろうな…。
多分――――まだ、遺体は見つかっていないと思うぞ?あの事故は俺たちの管轄じゃないから…詳しくは知らないんだよ――――でも、連絡は入っている…旦那の住まいは俺たちの管轄地区だからな…』
なんとも、意味ありげな言い方に――――事件、事故の両方で捜査をしていたのかも知れない。