🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第11章 囁く計画
「さてと――――…そうだ…次の依頼で彼女と彼を引き離してみようか?」
ボスは窓の下を眺めながら呟いた。
――――次の依頼…
「///ほ、本当ですか?ボス――――!やっと、やっと…あの男から女神を奪還出来るのですね!ぁぁ~なんどこの日を夢見たことか…」
黒羽は藤井 未來を自分の女神だと崇めている。
ボスとは違う崇拝の仕方だ。
「あぁ…そろそろ――――…彼女をわが社に引き込むチャンスだと思うからね」
「黒羽――――…暴走するなよ?ボスの力でお前の正体が藤井 未來にバレていないだけで……アイツは本来ならお前の事も藤井 未來に伝えるべきだと考えているんだから」
黒羽は俺の言葉に不機嫌そうな顔をして「分かってる!」と、言い返す。
そんなやり取りを見てボスは面白そうに笑う。