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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第11章 囁く計画


「戸次さんお疲れ様です。
 こちらのリストで使える人材にはチェックがボスから入ってます。実際に会うかどうかは戸次さんに任せるとのことです」



「は~い、どうも」


社に戻ると早々に米倉から新たな人材のリスト表と宗教団体の元信者リストが渡される。



「ボスも人使いが荒いなぁ…さっき打ち合わせから帰ってきたばかりなのに…」


「それほど戸次さんには期待しているってことじゃないんですか?」



――――はぁ?まさかぁ~


と、言う顔で米倉を見ると彼女は「クスッ」と笑った。


地味な風貌の米倉ではあるが、それなりの服装やメイクをほどこしたら光るのでは?


米倉は自分の席に戻ると、再びパソコンとにらめっこを始めた。


そういえば――――…黒羽は?


そう思い、オフィスを見渡すも…見当たらない。



「米倉さん――――黒羽は?」


「あっ、はい…黒羽さんは……例のお姫様を監視に行きましたよ」


――――あ~…日課のストーカーですか…。





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