🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第12章 距離と溝
~皇輝side~
「未來ちゃん――――ご飯は…」
「ん~…いいです――――調子が悪くて…」
昨日の晩御飯も少ししか食べなかった未來ちゃん…
美希さんいわく「生理中じゃない?」と、女子あるあるかのように、食欲不振を流した。
昨日に続き朝食も食べない未來ちゃんを新派しているのは俺と岳さんだけである。
「お昼は、月子さんのところでちゃんと食べてるんだよな?」
「はい――――…まぁ…食べてたと思いますけど…」
そう――――“思います”なのだ…
月子さんはランチはホテルのオーナーと食べるし…俺は片付けと午後の仕込みを済ませてから――――…と、なると…
未來ちゃんはササッと自分の分を調達し食べたりするのだ。
時々、「オムライス食べたい…です」と、可愛くリクエストされて作ったりもするが――――…ここ最近は…そんな要求されていない。