
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第13章 再び眠れない
~未來side~
仕事を終えて――――月子おばあちゃんとホテルの部屋に帰る…
これは、帰ると言っていいのだろうか?
「未來――――」
「ん~…生理前で体調が良くないのかも…ごめんね心配かけて」
おばあちゃんもそうだが…美希さんや岳さん…皇輝さんが私の事を心配しているのがわかる。
分かるからこそ…
あの家には……いたくなかった。
「いいのよ、たまにはホテル暮らしってものいいもんよ?贅沢してる感じが///フフフ」
おばあちゃんは嬉しそうに部屋のカードキーを私に渡した。
「本当…贅沢……普通にルームサービスとか使えるんでしょ?」
「ネットも使いたい放題!ウーバーイーツも利用できるから!この間、タピオカ注文してみたの!」
「タピオカ…もう、古くない?」
「あら…そうなの?モチモチしてて美味しかったわよ?」
――――うん、食感とか味とかは…分かってるから。
「まっ、一週間……気軽に過ごしてみなさい?皇輝君とはお店で会えるし……大丈夫よ」
