
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第13章 再び眠れない
再び夜景を見るも――――…
さっきみたいな感動はもうなかった。
メールの文章一つで…景色の見え方が変わるなんて知らなかった。
『皇輝さん――――ごめんなさい』
送信ボタンを見つめ…
結局…
一文字ずつ消していく――――…
『皇輝さん――――おやすみなさい』
皇輝さんが安心するようなメールを送った。
――――ヘタレな私でごめんなさい。
送信された文字を見て――――その横に“既読”のマークが付き…
ホッとする。
そして、再び景色に視線を向けるが――――…
やっぱり…
最初の感動はなかった。
