
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第13章 再び眠れない
『皇輝…さん?』
そう――――…
生け花…
黒い花鋏…
“松原家”…
この三つのワードだけでも…不安で胃がキリキリと痛む。
『神は――――我々と共に!』
『幸せは開かれた』
『扉に――――ご案内…神の元へご案内…』
白服の男性は――――そう言いながら花鋏を高々と天に掲げた。
そして…
大勢の人たちが大広間に入ってきた――――…
雑談しながら笑いあいなが…
が、大広間の真ん中……生け花の前で繰り広げられる…異様な光景に――――笑い声が悲鳴に変わる。
『キャァァァ――――!』
『なっ!何をしているんだ!』
『なにことだ!』
『人が倒れてるぞ!』
『――――血が!?えっ、キャァァァ!警察!警察!』
『刃物を持ってる!逃げろ!』
