
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第14章 女神の糸
彼女を助けられないだろうか…と、ボスに打診したこともある…
しかし、ボスは「人の死が予告出来るなんて…素敵なことなのに……もったいない」と、本当に持ったいなさそうに首をかしげていた。
「考えがたを少し変えれば――――楽になるのにね」
と、微笑んだボスは……彼女の“夢ノート”を見て微笑んだ。
彼女の部屋から――――…“夢ノート”を持ってくるのは簡単だった。
彼女の書き貯めたノートは山ほどあり…
その中から一冊抜き取るなんて……朝飯前で逆に藤井さんの家のセキュリティを心配してしまった。
しかし、勘のいい――――岳(がく)とか言う叔父さんには注意しないと行けなかった。
