
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第14章 女神の糸
「いろいろあってね……あの家から逃げ出すために――――悪い方法を取っただけ…でも、後悔なんかしてない。
あの家から出られたし…あの家族に復習も出来た……今は凄く幸せ」
「――――幸せ……そう///なら…良かった」
私を抱きしめる力は徐々に失われ――――…彼女は再び…寝息をたて始めた。
「凄い――――効き目です…」
私はベッドに置かれたミネラルウォーターに視線を落とす。
ここの部屋の飲み物には…全て睡眠薬が仕込まれている。
もちろん、冷蔵庫に常備している栄養ドリンクからミネラルウォーターまで…全てにだ。
彼女に夢を見せるため――――…眠らせるための…
ここはそう言う…部屋なのだ。
