
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第15章 彼女の消えた日
だが――――美希さんだけはその絵はがきが「気持ち悪い」と、手に取らなかった。
せっかちで、勘の鋭い美希さんの言うことに…俺も岳さんも再び不安が募った。
一応、その絵はがきから記憶が読めないかと…力を使ってみたが――――まったく読み取れなかった。
結局、手がかりのないまま…未來ちゃんの気分転換の旅行は続行されている。
夢は――――見ていないのだろうか…
ちゃんと…ご飯食べてるだろうか…
心配する俺の気持ちとは裏腹に…
再び旅行先から絵はがきが届いた。
今回も、無難な夜景の絵はがきがて、コメントは楽しそうで幸せそうで――――旅行に出て本当に良かったと…書かれていた。
