
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第15章 彼女の消えた日
美希さんの勘は――――恐ろしいほど当たる!
多分だが――――…未來ちゃんの能力はこの人たちの遺伝なのでは?と、思うところもある!
「だとしたら……何で一緒にいるのか聞きたいっす!」
もし――――未來ちゃんが黒羽の正体を知った上で一緒に行動しているなら……なぜ一緒にいるのか聞いてみたい!
「未來ちゃん…ちゃんと寝れてるかな?」
不案な事は沢山あるが…
俺のなかでは睡眠問題が大半をしめていた。
あの、寝れない辛さ――――寝ても怖い夢を見る辛さ…
安らぐ時間がないのは…とてつもなく辛いことだ。
黒羽とどのような行動をしているのか分からないが…
未來ちゃんの体や精神に負担をかけてはいないだろうか?
「俺――――もう少し…この葉書から読み取れないか試してみます」
「あぁ…頼む――――だが、無理はするなよ?」
岳さんが心配そうに俺を見ると…葉書を差し出した。
手がかりはこの葉書だけだ……
未來ちゃん……無事でいてほしい。
