
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第15章 彼女の消えた日
「――――しかし、なんで…」
「この葉書を書いたのが――――その、黒羽って子なんじゃない?」
美希さんがボソッと呟く。
「俺もそう思いました――――…なら…未來ちゃんは?未來ちゃんはどこに?」
俺の言葉を聞き…美希さんも岳さんも黙ってしまう。
旅行が嘘なら……未來ちゃんは何処にいる?
不安がいっせいに押し寄せてきた…。
「もし――――…未來ちゃんが自分の意思で黒羽と一緒にいるとしたら?」
俺と岳さんがバッ!と、美希さんに視線を向ける!
「美希さんが言うと…しゃれにならない!」
「ごめん、ごめん…でも――――脳裏をよぎったから…悪かったね…」
意図せず思い立った……って?それが一番怖いっす!
