
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第3章 歌姫の悪夢
朝食を終えた私と皇輝さんは、早速ホテルに向かった。
来月からアリーナ講演を控えている“歌姫LaLa(ララ)”は帝王ホテルのVIP客と言えるだろう。
皇輝さんの話だと、LaLa(ララ)が歌姫と呼ばれ始めたのは一年前ぐらいだそうで――――…
“天使の歌声”と、言うありきたりなキャッチコピーでデビューしたそうだ。
しかし、予想外の透き通る歌声、ハーフと言う日本人離れたした容姿に皆が注目した!
その頃、“歌姫”と言う称号を手にしてい歌手は低音から高音までも歌いこなしてはいたが、低音を評価されていた。
彼女は、LaLa(ララ)とは真逆の歌声の姫だった。見た目も――――…ダークよりの黒を基調としたビジュアルをしていたのも相まってか…
白を貴重に“天使感”を全面に出していたLaLa(ララ)と比較されてきた。
LaLa(ララ)は、その歌声で――――一気に“歌姫”を奪ったのだ!
