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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第3章 歌姫の悪夢


「あっ、ごめん――――目玉焼きでなにかを連想しちゃったかい?」


私がうなずくと―――…隣にいた皇輝さんが素早くお茶を差し出した。



「あ――――ありがとうございます…」



お茶を飲みながら呼吸を整える。


「分かった!けっこう…エグい死にかたしたみいだね!阻止できるならしてきな!」


食事を飲み込んだ美希さんが「こっちは大丈夫!」と、親指を立てて笑った。


「――――って、美希さん…もうご飯食べたの?早すぎない?」


「岳君のご飯は美味しいからねぇ~…ついつい、早食いしてしまう…」


「も~…美希さん口の回りが汚いですよ?早食いは消化に悪いですから…ほどほどに」


せっかち美希さんの口の回りをティッシュで吹きながら頬笑む岳さんに…私まで微笑ましくなり、笑う。


――――吐き気が…収まってきた…




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