
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第17章 至福の箱庭
~四葉side~
頭が痛いと――――…こめかみを押さえた未來ちゃんに…“頭痛止め”と言って飲ませた睡眠薬入りの鎮痛剤…
効き目がいいのか彼女はあっという間に瞳を閉じた。
私は、寝息を立てる彼女のベッドから立ちあがり移動式のテーブルを片付ける。
テーブルには彼女の書いた“夢ノート”がある。
それを持ち――――部屋を出て…夢の内容をボスにメールする。
『おはよう。最近、交通事故の夢が続いてるね?彼女――――まいってない?』
『お疲れ様です。頭痛がするようで――――薬を飲ませ再び眠らせました。大丈夫かと…』
『そう――――あまり無茶はさせないようにね?君の女神様が壊れてしまうよ?』
『――――はい』
そう…彼女は…私の女神――――…どんなことがあっても私が守ると決めた。
悪夢からも…
あの――――糞…みたいな家族からも…
