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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第17章 至福の箱庭


彼女の家族の事を考えると――――…


腸が煮えくり返りそうになる。



あの家族は――――…糞だ…



2年前…復讐に失敗した事が今でも私を絶望に叩き落とす。



「殺してやりたい……」


拳に力が籠るが――――…彼女の香りが広がるこのわからない部屋ではそんなことど~でもよくなる。


寝息を立てる、未來ちゃんの頬を撫でると――――絶望感がす~っと溶けていく。



「未來――――君が要るだけで…何もかもど~でもよくなる…」


ノートのコピーを取るりそれをボスに転送する。


『今回の夢は使えそうだね、この夢は戸次(とつぎ)にも送っておいて?上手に使ってくれそうだ』


ボスに言われた通り戸次さんにも夢は報告し――――一息つく。


家政婦さんが美味しいお茶を入れてくれる。


ここに引っ越したお祝いにボスが着けてくれた家政婦さん。


我々の事に興味をもたず、検索しない深入りしない、なのにこちらの様子を察し動ける――――と、言う気配りが出来る人である。


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