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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第18章 静かな憎悪が積もる…


あれから数日――――…


胸のモヤモヤは消えず…



俺は――――…兄の大学に来ていた。



「案外…近かった――――…」




実家から通える距離じゃないことは予想していたが、予想に反して兄の大学は俺が通っている大学の目と鼻の先だった。


しかも、ボクシングでは有名で数多くのオリンピック候補を排出している名門大学だった。



「――――ボクシング…部…に行けばいいのか?」



兄の事を知っている人がいるかも知れないと……“ボクシングを続けている”と言う数年前の情報だけを頼りに向かった。


流石、ボクシングの名門大学だけあり…ボクシング施設は大きく立派なものだった。


施設の前まで来て――――俺は足が止まる。


こんな…立派な所で兄が……?


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