
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第2章 寝ても覚めても
~皇輝side~
「おはようございます♪」
「――――…」
不機嫌である…
そう、俺のマイハニー未來(みくる)ちゃんが…不機嫌である!!!
朝、同じ部屋、同じ布団で目覚め――――ニッコリ微笑み朝の挨拶をしていると言うのに…
無言で視線を反らした!
「えっと~…未來ちゃん?」
「……」
あれ?俺――――なんかした?
「あの~…未來ちゃん…俺――――何かしでかした?」
すると、未來ちゃんは俺から距離を取り…鼻を摘まんだ…。
「え――――?臭いの?」
とうとう…来てしまったか?
加齢臭――――!!?
俺も…こう見えて…24だしな…
そう、松原 皇輝(まつばら こうき)――――大学を中退し…バイトを渡り歩きやっと、一ヶ所に落ち着いた…
まだまだ若いと思っていたが…
24だもんなぁ……もう加齢臭に悩まされるとは…
「――――お酒…臭い…」
「あ――――――――そっちぃ~!?」
良かった、オッサン臭じゃなかった!
確かに~24!は、世間的にまだ、若いっつ~の!
