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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第2章 寝ても覚めても


「昨日――――何時まで飲んでたんですか?」



「え――――…っと…」



お、思い出せないが…結構遅くまで飲んでいた……。



昨日は、変態消防士の三井(みつい)とその部下であるアイドルオタクの藤谷(ふじたに)とジムの帰りに飲んで帰宅したのだが…


体育会系の我々が飲むとなると……そりゃぁ…浴びるように飲むわけで…



「――――途中記憶が無いので……何時に帰ってきたのか分かりません…」


いつの間にか、俺は布団の上に正座になり未來ちゃんと向き合っている。


「――――部屋中お酒臭いし…変な夢まで見ちゃったじゃないですか…」



「え――――マジで?大丈夫?」



未來ちゃんは寝ると悪夢を見る体質の不思議な子――――…


その悪夢は100%正夢になると言うのだから…夢見が悪くてしょうがない…



現に、未來ちゃんは俺と出会うまでその悪夢にうなされ続け慢性的な不眠症に悩まされていたのだ!


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