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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第21章 夢の花


『よし!――――そうと決まれば!』



私は花を片手に床に押さえつけられている犯人の前までやって来た!




『貴方――――名前は?どうしてこう言うことしたの?』



『・・・・・・井金 清人(いがね きよと)』



――――答えた…?



今までにない夢の反応に私はビクッと身構えた!



『復讐したかった――――…あそこで死んでる二人…高校の同級生なんだ…』



高校の同級生?



振り替え亡くなっている二人を見る――――。



爆発で亡くなっている二人とはこの犯人は知り合いだと言う。




『あの二人…中学の頃から俺をいじめてたんだ……高校に入ったら――――更にいじめをエスカレートさせてさ…金もプライドも……人権さえ…あの二人に奪われたよ……』



すると、


背景が犯人の人生なのか走馬灯のように写し出された。


『あ――――…フラッシュバック…だ…』



花がボソッと呟くと…揺れながら犯人井金の背景を見ているようだった。


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