
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第21章 夢の花
『――――えっ…あっ……なんか…目から…鱗って…いうんだっけ?こう言うとき…って…』
『は?目から――――うろこ…?』
私は手の中で少し白く光るオレンジの花を見つめる。
『何――――は?目から…鱗出たら…痛くね?』
――――あれ?違うっけ?
えっと…間違ってたっけ?
『・・・・・』
『・・・・・あっ、ごめん私もよく分かってないで…ことわざ?的なこと使った…学ないのバレた…』
『あっ、いや――――…俺も…ぶっちゃけ…勉強とか苦手だし…、鱗だとか…分かんねぇ~から…』
――――多分…私の夢だし…私の夢の中の花だし…学力レベルは一緒なのかも…
でも、驚いた――――そうだよね…
そうだ……
犯人を助ければいいんだよ…
『花の言う通り……犯人を救おう…』
私は、救う方向を変え…床に押し付けられている犯人を見つめた。
