🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第4章 歌姫の秘密と救出!
「未來ちゃん…夢を思い出させて悪いんだけど…部屋に特徴なかった?」
俺は、未來ちゃんを月子さんの隣に座らせなるべく負担にならないように聞いた。
二度と見たくないであろう光景を見ている訳だから…思い出したくはないだろう――――…
できるだけ思い出さないように…と、月子さんが夢をノートに書いてなるべく忘れさせるようにしていたのだから…。
「そうですね――――…」
眉間にシワを寄せながら未來ちゃんは目を閉じた――――…。
この時の顔は――――…可愛いとは思うが…負担をかけていると思うと…気分が落ち込む。
こんな顔にすら――――…勃起してしまうようなったら…俺も変態三井(みつい)や変態十勝(とかち)と同類になってしまうのだろう。
「VIP待遇の割りに……部屋はゴチャゴチャしていた気がします――――…」
――――あ~あの叔母さんの事だ…片付けはしていないだろう…
「部屋は広かったです――――重い椅子の印象が強かったから…」
未來ちゃんの話では…歌姫LaLa(ララ)は叔母さんが投げた重い椅子に潰され亡くなると聞いた――――。
椅子の印象が強いのだろう…
その瞬間の光景を思い出しているのか――――未來ちゃんは嫌そうな顔をしながら…月子さんの手をギュッと握った。