🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第21章 夢の花
「未來ちゃん…どうしたの?」
「――――あっ、ん?いや…何でもない…」
私はノートを閉じると…ベッドに横になる。
あの…花の名前が――――気になる…
「あっ…四葉ちゃん…花の図鑑とか…あるかな?」
「花の――――…図鑑?」
一瞬…ビクッとなる四葉ちゃんは、「持ってないけど…」と、困った顔で答えた。
「そっか…調べたい花があったんだけど……」
すると、四葉ちゃんはタブレットを取り出し――――…図鑑を電子書籍で購入した。
「はい、これなら調べられる?」
差し出された、タブレットには花の図鑑が画面に表示されていた。
「うわ!便利――――、本屋さんに買いにいかなくていいんだ!」
「だよね…」
タブレットを見ながら、私は「少し借りるね」と、オレンジの花を探し始めた…
名前も知らない花を探すなんて…無理ゲーに近いものがあるけど…
なんとなく…私なら見つけられる気がしていた。
――――なんの…根拠もないけど…
そんな気がした。