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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第22章 繋がる違和感


「あ~…その人なら――――常連で…今もお気に入りのブースに入って…音楽を聞いてますよ?」



友達と待ち合わせ――――と、言う何ともありきたりな理由で井金の居場所を聞くことができた。


十勝の警戒手帳を見せたら一発なのだが…。


まだ、事件にもなっていないし、――――爆弾魔でもないのに周りからの印象が悪すぎる――――と、言うことで十勝の警察手帳の出番はなくなった。



教えられたブースに向かい、人気があることに緊張する。



ノックをすると――――しばらくして…中で人が動いた気配がする。


四畳より少し狭い感じの個室スペース…


一般的なネットカフェより広くスペースを取っているのがこの店の売りらしいが、俺が前住んでいたボロアパートより環境が良いような気がして肩を落とす。


そう言えば…あのボロアパートの跡地に息子夫婦が立派なセキュリティを完備した次世代型のアパートを建てたらしい。



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