🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第22章 繋がる違和感
――――助けたかった…
大学に通う糞二人じゃなくて――――…
井金を。
そして――――“復讐コンサルタント”なんて会社…
ぶっ潰してやりたかった。
未來ちゃんの時――――…強くそう…思ったのに…
なんで…
なんで――――…俺は“復讐コンサルタント”を潰せないんだ?
戸次だって…
黒羽だって――――…正体は知っているのに…
何故か…
そこで終わってしまう――――…。
おかしい…
おかしい……
何かが――――おかしい。
「なぁ…十勝――――…俺たちはなんで…“復讐コンサルタント”の事を知りつつ…動けないんだ?」
「今言うことじゃないが…“十勝『さん』”な!――――一応…私の方が年上だ!」
――――あ~…変態過ぎて忘れていた…35過ぎの…立派なおっさんだったな…コイツ…
「うっす…十勝さん――――…警察では特に会社をマークしたり…社長を引っ張って来ようとか…話はないんすか?」
数々の事件や事故の裏にチラチラ見える“復讐コンサルタント”の存在…
だが、警察は動くどころか…黙認見たいな状況である。
「それな――――…俺も不思議でさある!政治絡みなのか?お偉いさん方のデリケートな部分なのか…検討もつかん!別に、上も意図的に触れないって言う黒い感じの案件でもないんだ――――不思議だろ?」
――――不思議と言うか…気持ち悪い。