🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第25章 強い男
揺らぐ気持ちを抱えながら…
僕は――――――――…
例の鍵の示す…コインロッカーの前に立つ。
この番号…この…場所……
僕は鍵を鍵穴にさし込み、鍵がロッカーと合うことを確認した。
深夜2時過ぎ――――…
駅のコインロッカー付近には人がいない…。
黒いパーカーのフードをかぶり…周りから見たら僕は立派な不審者だ。
顔を見られたら――――一発で通報され兼ねない…ヤバい目だってしている。
「この中に……僕の人生が変わる……何かが入ってる……あの二人に復讐できる…何かが…」
だが、その日――――僕はロッカーを開けなかった。