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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第25章 強い男


「川島さんの術もあったんだろうけど――――鍵を調べている間に徐々に復讐心が膨れ上がっていったんだと思うよ?思い当たるだろ?」



松原さんに言われて――――僕は自分の行動を振り替える…


確かに…


復讐…と、頭の中で繰り返し考え…


鍵を調べ――――…一人部屋の中で暗いことばかり考えていた。


そして、鍵が何処の物なのか突き止め分かった瞬間――――…この復讐は正義なのだと…



自分の中で正当化し…



【復讐】しないと絶対だめだ!



と、決意は固くなっていた。




「術…?いや――――これは…僕の弱い心に漬け込まれた……だけ…ですね」



「少年よ――――…人は誰もが弱い……だが――――…君は一度、ロッカーに鍵をさし込みはしたが…開けずに一度とどまった!私は――――思ったよ…君は無意識だが良心が強いのだと…」




良心が――――…強い?




「あぁ――――だから…十勝さんかお前を説得したいって……爆弾を手にする前に…俺に言ってきたんだ…」




――――そうだったのか…



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