🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第4章 歌姫の秘密と救出!
「月子さん――――…やっぱり貴女…凄いっすね…」
「あら?何か――――見えた?」
月子さんはフフフと笑うと――――…
人数分のお茶をテーブルに出し、俺たちも座るように――――と、促す。
もちろん、表には「閉店」の小さな札を下げてあるとは…俺も未來ちゃんも知らなかった。
「さっ――――もう大丈夫よ…LaLa(ララ)さん」
月子さんが優しくLaLa(ララ)の頭を撫でると――――一瞬のあっけに取られた顔をしていたが…次第に緊張が溶けたのか…LaLa(ララ)の瞳から涙がポロリと落ちた。
「助け――――て…ください…僕は…もう…歌えな……い…」