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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第27章 暗示と希望――――…


その後私は、事情聴取の流れで――――逮捕された。


弁護士が私の前に来たが、私の口は塞がれたまま…筆談の面会となった。


私の声を警戒しているのが分かる。


その間にも、私の体力視力はどんどんと削られていく。


不可思議な力が私の身に起こっているが……


自分自身で受け入れた……暗示だ――――…付き合ってやると決めた。


しかし、この体のダルさから考えても、相当な人数の“解除”が進んでいるに違いない。


――――いつ寿命が来てもおかしくないかもな。



幼いときから使っていたから…


全員の暗示を解除するのは難しいかもしれないが……精力的に動いたここ4、5年の暗示者だけでも――――私は死ぬだろう。


警察は知らない――――…


暗示を解くことは…私の死と繋がっていることを…。


取り調べ中か…裁判中か――――それとも、獄中での突然死は…免れないだろう…。





その時――――私の関わった事件はいくつ解決できるのだろうね…。




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