🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第28章 あの日――――ガーベラと共に…
~皇輝side~
ゾワッとした――――…
何か――――――――…
何か…
繋がった――――――――…
そんな気がした。
その瞬間から寝られなくなった。
ソワソワして…ゾクゾクして――――…
泣きたく…なる――――――――?
は?この俺が?
泣きたくなる?
バカな事を思うと――――逆に笑えてくる。
結局眠れなくて布団の中で何度も寝返りをしていたら――――突然、スマホが鳴った。
「うわ!マジでビビった――――って、うゎ、店長…?」
画面には2年前までバイトしていたレンタルDVD店の店長の名前が映し出されていた。
「もしも~し、夜シフトのバイトがバックレたっすか?俺~寝てたんんですけどぉ~」
『お、おい!未來ちゃんが――――かくまってくれって来たんだけど!?お前!とうとうヤりやがったな!?』
――――は?
未來…ちゃん?
「へ?未來ちゃんが――――来てるんすか?」
『お、おう――――…喧嘩でもしたのか?久しぶりの未來ちゃんだけど……ビビったよ…裸足だし…寝巻きだし……、一応、鶴子(つるこ)さんにもいてもらってるけど……お前に話があるって……号泣してるし!
謝るなら……男のお前が謝れ!いいな!』
「すぐに行くっす!待ってて――――!」
俺は布団から飛び上がると!取るのもとらずに家を飛び出した!
そして、猛ダッシュしレンタルDVD店に駆け込んだ!