🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第28章 あの日――――ガーベラと共に…
「未來ちゃん!!」
足がもつれそうになりながら店に入ると――――…
「皇輝さん!!――――こうき――――…さぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!」
と、泣きはらした顔で俺に飛び込む未來ちゃんがいた!
「うわぁぁぁ――――うっ!うっ…私、私――――…わたし…」
大泣きしながら俺にしがみつく未來ちゃんを抱きしめ俺も「うおおおおおおお!」と、泣いた。
マジで――――…店長も鶴子さんも引くぐらい泣いた!
後々、店長にはからかわれると思うが…
今はそんなこと考えられないくらい…
抱きしめた未來ちゃんの温もりに…感激していた。
会いたくて――――会いたくて…
でも、会えないことに納得していた――――変な感覚だったのに…
俺は、しがみつき泣き続ける未來ちゃんの背中と頭をギュッと抱きしめ崩れ落ちながら泣いた。