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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第28章 あの日――――ガーベラと共に…


ここを選んだのは正解だと思った。


ここは、俺と未來ちゃんが初めてあった場所であり…戸次達が知らない場所だ…。




「未來ちゃん――――…頑張ったな」


「うん――――私…」



未來ちゃんは俺の持っていた花束を見つめ――――少し笑った。



「夢の中でね――――ガーベラが私に話しかけてきたの……
 いつもは、怖い夢ばっかりで目を伏せたり…血とか惨劇とか見ないようにしていたけど……ガーベラがね悪夢を正夢にしないようにって、一生懸命私に事件を止めるようにって……」



――――ガーベラ?夢に出てきた?



「それで、最初はガス漏れで爆発するアパートに行ったの…いつもは絶対止められないのに…その日は事件を未然に防げたの!」



未來ちゃんは――――悪夢を見るが…それを自分では止められない…と、言うジレンマがあった。


それを阻止できるのは何故か知らないが俺だけで…二人で何件か事件を止めてきた!


それが、一人で出来るようになっていたとは!






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