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「青年よ――――…聞いてるのか？」



「う――――っ…悪いっす…もう、頭パンクっす！つ～か、そんな犯罪のうんぬんを俺みたいな一般人に聞かせて言い訳？」



話を聞くのに面倒になってきたから…と、言って…訳もなく話を無視するのも気が引けるから、言い訳をしてみたが…



「言い分けないだろ？――――極秘事項だし、暗示にかかって…何件もの事案を検討もせずスルーしていた警察の不祥事だ……どちらかと言えば……蓋をしたいところだ」



――――なら、ベラベラしゃべるなよ…



「青年よ…少しは表情を隠さないか？“飽きた！聞きたくねぇ～”って、顔をしているぞ！」



「うわ！正解――――マジで今は未來ちゃんとイチャイチャしたいっすから！」



「はあ！？未來ちゃんは私とイチャイチャするんです！皇輝は引っ込んでろ！」



未來ちゃんを抱きしめながら「べ～だ！」と、子供のような態度を示す美希さんに戸惑ってしまう。