🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第28章 あの日――――ガーベラと共に…
「まっ――――青年は部外者じゃないし…頼み事もあるからな…」
「――――は?頼み事?」
俺は、やっと本題に入った十勝を見て変顔をする。
「全く――――…その顔!」
俺と未來ちゃんのイチャイチャ時間が減るんだ…この顔で勘弁してやるんだらありがたいと思え!
未來ちゃんを見ると、美希さんに抱きつかれ撫で回されている!
――――ギャフン!俺のナデナデ分取って置いてね!
俺は観念したように十勝に向き合うと、「どうぞ~」っと、用件をしゃべるように促した。
「実は――――青年の力を使って…爆弾を作った人物を見つけて欲しい…」
――――おっ、意外にしっかりした依頼じゃねぇ~か!
「あ~…川島のおっさん、口割らないわけだ…」
「あぁ――――…お前の能力を知っているんだろうな…“私が口を割らなくても君たちは見つけ出せるだろ?”って……」
なるほど――――…おっさんは俺の力にも目をつけていたって訳だ。