🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第31章 【最終章】兄弟――――松原家
「初めてです――――…悪夢がひっくり返ったの!なんででしょう!その時のお着物だって!生け花のだって…夢の通りでした!なのに――――結末が違う!景色が違うんです!」
未來ちゃんは俺の隣で不思議そうに小首をかしげる。
「///未來ちゃん――――そのコテンって首をかしげる姿////マジでかわいいっす!早く押し倒して――――…首…舐めたいっす」
「――――えっ、嫌ですよ…」
真顔で拒否られた!
それも――――それで////いい!
「もう、人が真面目に考えていたのに!」
ほほを膨らませ起こる姿も///いい!
「多分、【復讐コンサルタント】が壊滅したからじゃないか?
家族から、強いたげられていた俺の代わりに誰かが復讐しようとしてくれたって…ことじゃないか?
復讐なんて――――しなくてもいいし、俺たち兄弟は…意外に仲良かったし……。
俺は――――バチくそ…幸せ者だったってことだ!」
多分――――まじで、これは憶測だが…
未來ちゃんが――――――…依頼する未来だったかもしれない。
言葉巧みに流され――――俺の家族へ…復讐しようと動いたかもしれない。
でも、そんな未来は二度と来ない。
だって――――…
俺は――――――――その“悪夢の神様”と一緒に、未来を変える術を持っているから。
未来は変えられる――――――――…
神様がなんと言おうとも…
俺は、悪夢をひっくり返してやる!!
【完結】