
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
「///しゅ、守衛さぁ~ん!婿どのって……マジで…うれしいっす!」
私の後ろからついてきていた皇輝さんがデレデレしながら社員証を見せる。
「――――婿どのって…私たち結婚してませんよ?つ~か、付き合ってもいませんけど?」
「――――…へ?え?そうなのか?」
私の言葉に守衛さんは、皇輝さんを見る。
「でへへへ///未満の曖昧を楽しんでるっす」
「――――…お、お?そ、そうなのか…が、頑張れよ……」
私の反応と皇輝さんの反応で何かを察した守衛さんは困った顔をして…私たちの後ろから来た別の社員さんに視線を向けた。
「皇輝さん――――行きますよ」
「うっす!」
出社する社員の邪魔にならないよう私が先を促すと、守衛さんは「やれやれ…」と、言いたそうな顔で私たちを見送った。
