白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第2章 射精
直樹の話を聞き終えた僕は、
ちょっと吐き気を催した。
勃起したチンチンを、
女子のワレメ(ワレメの中に穴があるらしい)に入れて、
精子が含まれている精液
(あの、鼻水みたいな奴だ)
を流し込む(射精って言うらしい)
そして女子の腹の中の卵子とくっついて、
赤ちゃんになるらしい。
「なんか、理科の雄しべと雌しべみたいだな」っと、僕が言うと、
「そう。それそれっ」って直樹が笑った。
「なんか、気持ち悪いな」って言うと、
「バァカ、すんごく気持ちいいらしいぞ」
って直樹の奴、夜空を見上げて呟いた。
えっ?『らしいぞ』って?、
じゃあ、直樹もまだ経験してないんだな?
よし、絶対、直樹より先に、
SEXとやらをしてやるからな。
初夏の夜空に僕は、熱い誓いを立てた。