白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第14章 性の不一致
オーストラリアで
理恵の新婚生活はスタートした。
理恵が未成年であることや、
国際結婚ということで
両親からは猛反対された。
しかし、ジェフが毎日のように両親を説得し、
ついには根負けした形で
理恵はジェフのもとへ嫁いだのだった。
しかし、甘い新婚生活も
最初の半年だけだった。
一緒に寝起きするようになって
初めてジェフの
アブノーマルな性癖に気付いたのだ。
付き合ってるころにも
何度かそういった兆候はみられたが、
一時のアブノーマル的なプレイだと
思っていた。
しかし、それらがジェフにとっての
ノーマルプレイだったとは・・・
ジェフと結婚して、もうすぐ7年。
理恵は20代半ばになろうとしていた。
ジェフが後を継いだレストランの経営は
好調で、
家計にもゆとりがでて
一見、幸せそうな夫婦であった。
だが、結婚して
7年の月日が流れたにもかかわらず、
2人の間には子供がいなかった。
『子供などできるはずないわ…』
理恵は子供を望んだが
ジェフの性癖がそれを拒んだ。
子種を膣に注ぎ込まないんですもの。
子供なんてできるはずない…
ジェフのアブノーマルな性癖…
それはアナルプレイだった。