白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第7章 悪友の直樹
直樹はベッドに横たわり、
パジャマのズボンと下着を器用に脱ぎ捨てた。
天井に向かってそそり立つペニスを
握りしめた。
小学校の修学旅行で風呂に入るとき、
ペニスが大きいと
クラスメートから羨望の眼差しを受けた。
自分自身、確かに巨根だと思う。
すでに夏休み前には脱皮を終え、
その亀頭はエラを張りまくっている。
巨根が自慢である反面、
憂鬱になることもある。
ジーンズを履けば、
内腿にくっきりと
竿のシルエットがでてしまう。
上向きに収めると
今度は亀頭が顔を覗かせてしまう。
『でかけりゃいいってもんでもないよな』
いっそのこと順也みたいな
祖チンがよかったよ、などと呟きながら、
下半身を裸にした本来の目的に意識をもどす。
左手には脱衣かごから
拝借してきた姉貴のパンティを
握りしめている。
直樹のオナニー暦は小5のころからだ。
5歳年上の兄貴から、性教育を受け、
すっかりマセたガキになってしまっていた。