白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第7章 悪友の直樹
顔はいくらか少年の面影を残すものの、
股間はすでに立派な大人だ。
握りしめたパンティを目の前にかざし、
『それにしても、姉貴の奴、
色っぽいパンツを履いてやがるなあ』
2歳年上の姉貴は長風呂で、
ゆうに小一時間は風呂場から出てこない。
それに気付いた直樹は、
姉貴が風呂に入るやいなや
脱衣場から下着を拝借し、
おかずにしていたのだ。
セックスのことに関しては
耳年増というのか
知識は豊富だった。
だけど、小心者ゆえに
自ら女子に声をかけて告白することもできず
いつも大きなペニスをもて余していた。
だから、いまだに直樹の性処理は
シコシコとオナニーするのが日課となっている
『おっ!』
目の前にかざした姉貴のパンティの
布が二重になっている股間部分に、
縦長のうっすらとした
黄土色のシミを見つけた。